第52回 日本病理学会秋期特別総会
INDEX
ホーム
ご挨拶
プログラム
ウェルカムパーティー
市民公開講座
公開学生シンポジウム
関連プログラムとお知らせ
参加・宿泊案内
その他
プログラム
日程表PDFはこちら

◆学術研究賞 A演説(プログラム予定順)

1. 慢性糸球体腎炎の遷延と毛細血管網の修復不全、および、その積極的な治療
 
清水 章 (日本医科大学解析人体病理学)
座長: 長田 道夫 (筑波大学大学院人間総合科学研究科分子病理学)
2. 遺伝子改変ウサギモデルによる動脈硬化の分子病態の解明及びトランスレーショナルリサーチへの試み
 
範 江林 (山梨大学医学部病理学講座第一教室)
座長: 居石 克夫 (九州大学大学院医学研究院 病理病態学)
3. ペプチジルプロリルイソメラーゼPin1の分子病理学
 
梁 明秀 (横浜市立大学医学部分子病理学教室)
座長: 松田 道行 (京都大学大学院医学研究科病態生物医学)
4. Notchリガンドのユビキチン連結酵素異常がもたらす腫瘍形成、進行の分子病理
 
竹内 保 (高知大学医学部病理学教室)
座長: 伊藤 隆明 (熊本大学大学院医学薬学研究部 機能病理学)
5. アデノウイルスがん遺伝子と細胞がん化機構 -Etsファミリー転写因子E1AFとE4orf6の役割
 
進藤 正信 (北海道大学大学院歯学研究科口腔病理病態学教室)
座長: 落合 淳志 (千葉県国立がんセンター 臨床腫瘍病理部)
6. 三次元長期培養系を用いた肝細胞の胆管上皮化生の研究
 
西川 祐司 (秋田大学医学部病理病態医学講座分子病態学分野)
座長: 辻村 亭 (兵庫県立医科大学 病理学第一)
7. 脳腫瘍の病理診断における遺伝子解析の有用性
 
中村 光利 (奈良県立医科大学病理病態学講座)
座長: 中里 洋一 (群馬大学大学院医学系研究科 病態病理学)
8. ER陰性・HER2陰性乳癌の細胞増殖分化の特性
 
梅村 しのぶ (東海大学医学部基盤診療学系病理診断学領域)
座長: 井内 康輝 (広島大学大学院 医歯薬学総合研究科病理学)

◆B演説

1. 新しい卵巣非ブレンナー性低悪性度扁平上皮系腫瘍の提唱
 
永井 雄一郎 (千葉大学大学院医学研究院病態病理学)
座長: 手島 伸一 (同愛記念病院研究検査科)
2. 肝前駆細胞(Hepatic progenitor cell)と肝癌組織発生について:細胆管細胞癌の検討から
 
小無田美菜、中島 収、神代 正道 (久留米大学病理学教室)
座長: 坂元 亨宇 (慶應義塾大学医学部病理学教室)

◆病理診断シリーズ

1. 病理診断シリーズ31「肝生検組織の病理診断―特に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)について」
発表者:
円山 英昭 (近森病院 病理部)
座長: 中沼 安二 (金沢大学大学院医学系研究科形態機能病理学)
2. 病理診断シリーズ32「下垂体腺腫:機能性内分泌腫瘍の診断病理学」
発表者:
佐野 壽昭 
(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部人体病理学)
座長: 長村 義之 (東海大学医学部基盤診療学系病理診断学)





2006年11月22日(水曜)

8:30- 15:00 各種委員会 (会場:翡翠、 琥珀)
15:00−18:00 理事会 (会場:琥珀)
13:00−17:20 技術講習会:日本病理学会学術委員会主催
(オーガナイザー:広島大 安井弥 教授)
(第二会場 プレジール)
18:30−21:00 ウェルカムパーティー(シャンソンの夕べ)
(第一会場 グラン・プリエ)
歌:杉山ヤスコ
ピアノ:米津美香
フルート:渡辺恵子 (高木病院 臨床検査部長)


2006年11月23日(祭日)

◆第1会場

8:00−9:00
   モーニングレクチャー1  後援:日本臨床
   『腎腫瘍の病理学と分子生物学』
  座長: 小西登(奈良県立医科大学 病理学)
  発表者: 長嶋洋治(横浜市立大学大学院 分子病態腫瘍病理学部)

9:00−10:30
   ワークショップ1:消化器(食道・胃・大腸) 
   『消化管実地病理診断と癌取扱い規約との狭間』
  座長: 柳澤昭夫(京都府立医科大学医学部附属病院病理部)
村田哲也(JA三重厚生連鈴鹿中央総合病院中央検査科)
  回答者: 食道 石黒信吾(大阪府立成人病センター病理・細胞診断科)
胃  大倉康男(杏林大学医学部病理)
大腸 味岡洋一(新潟大学大学院医歯学総合研究科分子・病態病理学)
企画者のことば

10:40−11:20
   A−1 「慢性糸球体腎炎の遷延と毛細血管網の修復不全、および、その積極的な治療」
  座長: 長田 道夫(筑波大学大学院人間総合科学研究科分子病理学)
  発表者: 清水 章(日本医科大学解析人体病理学)

11:20−12:00
   A−2
   「遺伝子改変ウサギモデルによる動脈硬化の分子病態の解明及びトランスレーショナルリサーチへの試み」 
  座長: 居石 克夫(九州大学大学院医学研究院 病理病態学)
  発表者: 範 江林(山梨大学大学院医学工学総合研究部・分子病理学講座)

12:00−13:10
   ランチョン(1)(万有製薬)
   『画像からわかる血管病変』
  座長: 上田真喜子(大阪市立大学大学院医学研究科病理病態学)
  発表者: 赤阪隆史(和歌山県立医科大学 循環器内科)

13:10−13:15
   世話人挨拶 和歌山県立医科大学病理学 覚道健一

13:15−15:10
   シンポジウム(1) 学生・一般公開シンポジウム
   「ダイナミックな疾患モデル」
  座長: 樋野興夫(順天堂大学医学部病理学)
村垣泰光(和歌山県立医科大学病理学)
企画者のことば
石井直明(東海大学医学部基礎医学系分子生命科学)
「ミトコンドリアから発生する活性酸素を起因とする老年性疾患・生活習慣病モデル動物」
城石俊彦(理化学研究所GSC/国立遺伝学研究所)
「マウスモデルによるゲノム機能解析」 
梅澤 明弘(国立成育医療センター研究所生殖医療研究部) 
「再生医療の細胞リソース---小児軟骨・胎盤・臍帯血・子宮内膜・月経血---」

15:20−16:00
   A−3「ペプチジルプロリルイソメラーゼPin1の分子病理学」
  座長: 松田 道行(大阪大学微生物病研究所 腫瘍ウイルス分野)
  発表者: 梁 明秀(横浜市立大学医学部分子病理学教室)

16:00−16:40
   A−4 「Notchリガンドのユビキチン連結酵素異常がもたらす腫瘍形成、進行の分子病理」
  座長: 伊藤 隆明(熊本大学大学院医学薬学研究部 機能病理学)
  発表者: 竹内 保(高知大学医学部病理学教室)

16:50−17:30
   A−5 「アデノウイルスがん遺伝子と細胞がん化機構 -Etsファミリー転写因子E1AFとE4orf6の役割」
  座長: 落合 淳志(千葉国立がんセンター 臨床腫瘍病理部)
  発表者: 進藤 正信(北海道大学大学院歯学研究科口腔病理病態学教室)

17:30−18:30
   特別講演1
   "Training of Pathologists in the European Union: From Autopsy to Molecular Pathology". 
  座長: 真鍋 俊明(京都大学大学院医学研究科 基礎病態学)
  発表者: Manuel Sobrino-Simoes(University of Porto)

18:30−20:00
   病理学会総会

◆第2会場

8:00−9:00
   モーニングレクチャー2 後援:松浪ガラス
   『軟部腫瘍の診断で大きな誤りを避けるための diagnostic clue』
  座長: 岡部英俊(滋賀医科大学附属病院中央検査部)
  発表者: 中嶋 安彬(京都大学医学部附属病院病理部)
岩佐 葉子(洛和会音 羽病院病理部)

9:00−10:30
   ワークショップ2:
   『乳がん診療における診断病理学の役割』
  座長: 黒住昌史(埼玉がんセンター病理科)
市原周(名古屋医療センター研究検査科)
   小山 徹也(獨協医科大学病理学)      
     「乳腺境界病変の病理診断」
   市原 周 (名古屋医療センター研究検査科) 
     「Complete Shaved Margin Evaluation in Breast Conservative Surgery」
   黒住 昌史(埼玉県立がんセンター病理科)  
     「乳癌のセンチネルリンパ節生検(SNB)における病理診断の役割」
   中村 靖司(和歌山医科大学病理学)    
     「乳癌の予後因子」
企画者のことば

12:00−13:10
   ランチョン2(後援企業:オリンパス)
   『液状検体』 
  座長: 森 一郎(和歌山県立医科大学病理)
  発表者: 根本 則道(日本大学医学部病理学)

13:10−15:10
   シンポジウム(2)
   『情報化社会と病理学』
  座長: 黒田雅彦(東京医科大学病理学講座)
清水道生(埼玉医科大学病理学教室)
  発表者: 『病理診断入力におけるインターフェースの進歩』
伊藤智雄(北海道大学病院病理部)

『遠隔病理診断(テレパソロジー):IT技術の発達に伴う新技術と期待される今後の展開』
渡辺みか(東北大学病院病理部)

『電子カルテにおける診断病理部門の役割』
羽賀博典(京都大学医学部附属病院臓器移植医療部)

『バイオインフォマティックスと機能性RNA』
黒田雅彦(東京医科大学病理学講座)

『遺伝子発現解析の臨床応用』
古川洋一(東京大学医科学研究所 研究拠点形成・ゲノム医療プロジェクト推進)

15:30−17:30
   市民公開講座 “病理医ってどんな医者!?”
   −病理医に聞こう「正しい診断?」−
   (後援アストラゼネカ)
  オーガナイザー: 堤 寛(藤田保健衛生大学第一病理学)
田村浩一(日本医科大学附属病院病理部) 
   『病理医の社会的ニーズ』
  発表者: 谷山清己(呉医療センター・中国がんセンター臨床研究部)
 「病理外来の実践」
奈良育子(患者代表、奈良)
 「犯人の顔がみたい」
辻本好子(ささえあい医療人権センター、COML、大阪)
 「賢い患者になろう」
出河雅彦(朝日新聞編集委員)
 「病理医への期待」
企画者のことば

17:30−18:30
 病理医によるコンサート
  司会: 田村浩一(日本医科大学附属病院病理部)
若狭朋子(和歌山県立医科大学病理)
  発表者: 1. フルート演奏
独奏:山口和克(杏林大学病理、フルート)
伴奏:加藤洋(ピアノ)、長田道夫(通奏低音:チェロ)
2. チェロ4重奏
長田道夫(筑波大学病理、チェロ)、丸山直記(都立老人研分子病理)
根本哲夫(駒込病院病理部)、内田温(筑波メディカルセンター病理部)
3. オーボエデュオ
堤寛(藤田保健衛生大学医学部病理)
伴奏:寺田佐代子(乳がん患者)
4. ピアノ独奏
加藤洋(癌研究会癌研究所病理部)

 展示コーナー
  1.がんをみてみよう
   担当:土屋眞一(日本医科大学病理学)
   「乳腺外来受診から病理診断まで」
   日本医大における実践をパネル展示する。細胞診、針生検、迅速診断なども展示。

  2.病理医の趣味コーナー
  オーガナイザー: 筑後孝章(近畿大学病理)、立山義郎(広島西医療センター研究検査科)
  写真展示: 高橋 敦 浴風会病理器官病理科,科長
水口 國雄 帝京大学医学部附属溝口病院臨床病理部,教授
武川 昭男 (有)武川病理研究所,代表取締役
山口 和克(保留)杏林大学医学部病理学教室,客員教授
山根哲実 鳥取赤十字病院病理部,病理部長
筑後孝章 近畿大学医学部病理,講師
立山義朗 広島西医療センター研究検査科,科長
加藤良平 山梨医科大学病理学講座第2教室,教授
難波紘二 鹿鳴荘病理研究所,所長
カミキリムシコレクション
      稲田健一 藤田保健衛生大学医学部第一病理学教室,助教授
      土田孝  浜松医科大学第ニ病理,助手
三葉虫   立松正衛  愛知がんセンター研究所腫瘍病理学,副所長
川柳    橘 充弘  京都大学大学院医学研究科病態生物医学
企画者のことば


2006年11月24日(金曜)

◆第1会場

8:00−9:00
   モーニングレクチャー3  後援 SRL    
   教育講演 『子宮頸部:扁平上皮系腫瘍性病変』
  座長: 大阪警察病院臨床病理科 辻本正彦 
  発表者: 本山悌一(山形大学医学部人体病理病態学教室)

9:00−9:20
    B-1 「新しい卵巣非ブレンナー性低悪性度扁平上皮系腫瘍の提唱」
  座長: 手島 伸一(同愛記念病院 病理研究検査科)
  発表者: 永井 雄一郎(千葉大学大学院医学研究院病態病理学)

9:20−9:40
    B-2  「肝前駆細胞(Hepatic progenitor cell)と肝癌組織発生について:細胆管細胞癌の検討から」
  座長: 坂元 亨宇(慶應義塾大学医学部 病理学)
  発表者: 小無田 美菜 他(久留米大学病理学教室)

9:40−10:20
   A-6 「三次元長期培養系を用いた肝細胞の胆管上皮化生の研究」
  座長: 辻村 亨(兵庫医科大学 病理学第一)
  発表者: 西川 祐司(秋田大学医学部病理病態医学講座)

10:30−11:30
   病理診断シリーズ31
   「肝生検組織の病理診断ー特に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)について」
  座長: 中沼安二(金沢大学大学院医学系研究科形態機能病理学)
  発表者: 円山英昭(近森病院 病理部)

11:30−12:40
   ランチョン(3)(エーザイ)   
   「アミロイドβペプチド(Aβ)代謝とアルツハイマー病病理」
  座長: 橋詰良夫(愛知医科大学加齢医科学研究所)
  発表者: 西道隆臣(理研脳科学総合研究センター)
企画者のことば

12:40−13:20
   A-7「脳腫瘍の病理診断における遺伝子解析の有用性」

13:20−14:00
   A-8「Estrogen receptor α陰性/Human epidermal growth factor receptor-2陰性乳癌の細胞増殖分化の特性」
  座長: 井内 康輝(広島大学大学院 医歯薬学総合研究科病理学)
  発表者: 梅村 しのぶ(東海大学医学部基盤診療学系病理診断学領域)

14:10−15:10
   特別講演2 "The Carney Complex From Discovery to Gene"
  座長: 覚道健一(和歌山県立医科大学病理学)
  発表者: Mayo Clinic,J A Carney
企画者のことば

15:10−15:50
   特別講演3
   『甲状腺胸腺癌、疾患の発見から国際的認知(Intrathyroidal Epithelial Thymoma, From Discovery to International Recognition in WHO Classification)』
  座長: 坂本穆彦(杏林大学医学部 病理学)
  発表者: 宮内昭(隈病院 外科)
企画者のことば

16:00−17:00
   病理診断シリーズ32
   「下垂体腺腫:機能性内分泌腫瘍の診断病理学」
  座長: 長村義之(東海大学医学部基盤診療学系病理診断学)
  発表者: 佐野壽昭(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部人体病理学)

17:00−17:05
   閉会の辞 和歌山県立医科大学病理学 村垣泰光

17:30−19:30
   ナイトセッション(1)後援:三菱化学BCL
   「病理診断としての細胞診―診断の統合と臨床対応―」  
  オーガナイザー: 川野潔(大阪労災病院臨床病理科)
若狭研一(大阪市立大学医学部附属病院病理部)
  発表者: 三上芳喜(京都大学病院病理診断部)
「子宮頸部病変の病理診断と細胞診」
森谷卓也 (東北大学病院病理部)
「組織像との対比から見た乳癌細胞診」
金城 満 (新日鐵八幡病院病理部)
「尿路上皮腫瘍の細胞診―特に悪性細胞、境界領域細胞及び良性細胞の読み方と考え方」


※ 日本臨床細胞学会近畿連合会との共同開催講習会であり、日本病理学会専門医受験資格の要件としての細胞診講習会ではありません。(この受講により専門医受験資格を得ることはできません。) 


◆第2会場

8:00−9:00
   モーニングレクチャー (4)
   後援:大阪細胞病理研究所(OCL)
   『脂漏性角化症の診断基準は何か』
  座長: 廣田誠一(兵庫医科大学病理部)
  発表者: 泉 美貴(東京医科大学病理診断学講座)

11:30−12:40
   ランチョン(4)呼吸器(JPPS共同開催)
  座長: 大林千穂(神戸大学医学部附属病院病理部)
小橋陽一郎(天理よろづ病院 医学研究所病理)
  発表者: 『間質性肺炎:病理診断の標準化に向けて』 
福田 悠(日本医科大学 解析人体病理学)
『肺癌のWHO分類の問題点- 特に腺癌と神経内分泌腫瘍について』
石川 雄一(癌研究会癌研究所病理)
企画者のことば

14:10−16:00
   『症例から学ぶ鑑別診断シリーズ1−6』
  座長: 森永正二郎(北里研究所病院病理科) 
黒田 誠(藤田保健衛生大学医学部第一病理学)
  症例発表者: 松野 吉宏(国立がんセンター中央病院臨床検査部細胞検査室)
廣瀬 隆則(埼玉医科大学病理学教室)
新井 栄一(埼玉医科大学第一病理学教室)
津田 均 (防衛医科大学病理学)
加藤 良平(山梨大学医学部病理学)
長尾 俊孝(東京医科大学病院病理部)

17:30−19:30
   ナイトセッション(2)後援:ナノフォトン株式会社 
   「無染色で組織を観察できる新しい顕微鏡」  
  オーガナイザー: 廣田誠一(兵庫医科大学病理部)
  発表者: 「分裂像やコラーゲン線維がみえる第二高調波顕微鏡」
高松哲郎(京都府立医科大学)
「非染色で細胞機能が見えるレーザーラマン顕微鏡」
大出孝博(ナノフォトン(株))
「ライフサイエンスリサーチの高感度ニーズに対応したImaging Device」
中川隆司((株)日本ローパー)
「OCT技術の現状と展望」
Thorlabs, Inc. Dr. James Jiang
企画者のことば





2006年11月25日(土曜)

IAP病理教育セミナー

IAP教育シンポジウム(9:00−12:00)

◆スライドセミナー(13:00−17:15)





特別講演1
Pathologist Training in EU, From Autopsy to Molecular Pathology.

演者 : Manuel Sobrino-Simoes,MD,(Institute of Molecular Pathology and Immunology of the University of Porto)

ソブリノ・シモエス先生は、ヨーロッパ病理学会会長も務めたポルトガルの病理医です。ヨーロッパにおける病理医の教育制度をうかがった時、未来を考えると分子病理学を病理に止めることが大切であり、臨床医との戦いの上、病理が勝ち取ったこと、また病理医の教育にとって病理解剖が重要であることを強調されました。日本やアジアとの違いは、ヨーロッパでは、25カ国が、EU連合をつくり、医学部は同等の基準で英語での教育が行われ、いずれの国の医学部を卒業しても、医師として認められることです。病理医の育成でも、5年制の教育プログラムと病理専門医学校(School of Pathology)が創設され、EU全体で1体として病理専門医育成を行っています。しかし、実態は各国の独自性を尊重し、各国で独自に病理医を養成しています。専門医試験はないそうです。この緩やかな縛りと、各国で定期的に行われる学校(多分泊り込みのセミナーや実習)が、25カ国の協調を可能にしているのだと考えます。アジアを振り返った場合、日本で病理学を学んだ外国人研究者には、日本の医師免許はおろか専門医受験資格すら与えられません。アジア全体を見通した医学教育、医師免許制度、専門医制度を考える端緒としていただきたいと存じます。


特別講演2
The Carney Complex ,From Discovery to Gene

演者 : J.A  Carney, MD, PhD (Mayo Clinic 名誉教授) 

Carney先生は、Carney Complexの発見者です。観察からクッシング症候群の副腎病変が、3種類あることに気づき、今日PPNADと呼ばれる病変を持つ患者が、心臓粘液腫、睾丸腫瘍、皮膚病変などを合併し、家族歴があることなどを次々と発見しました。その経過は、探偵小説を読むようであります。疾患の原因遺伝子の発見や病態についての新知見は珍しくありませんが、病気の発見(疾患概念の確立)は、近年大変稀で、価値が高いと考えます。原因遺伝子は17番染色体に同定されています。17番染色体上のPRKARIA遺伝子はprotein kinase Aのsubunitをコードし、癌抑制遺伝子である可能性が示されています。ここで彼の仕事は共同研究者により、分子遺伝学的レベルに高められたのです。この遺伝子座は、Carney loucusと命名され、自分の名前の遺伝子座をもつ世界で唯一の病理学者・病理医でもあります。このほか、Carney triadの報告者で、甲状腺硝子化索状腺腫の発見者・命名者でもあります。MEN2bの副甲状腺病変の特色や、消化管病変がganglioneuromaであることを発見するなど多くの貢献があります。病理標本観察から疾患概念を確立した例を、病理業務にたずさわる病理専門医会員の皆様に聞いていただきたいと存じます。彼は、定年を待たず61歳で引退し(日常の診断業務をやめて)、それでも毎日Mayo Clinicへ出勤し、標本の解析に取り組んでいる働き虫であります。米国の診断病理医の生き方もさまざまであることを知っていただきたいと存じます。


特別講演3
甲状腺胸腺癌 疾患の発見から国際的認知まで
(The Intrathyroid Epithelial Thymoma, From Discovery to International Recognition in WHO Classification)

演者 : 宮内 昭 (隈病院 院長) 

甲状腺胸腺癌は、1985年宮内がIntrathyroid Epithelial Thymoma(ITET)として報告した腫瘍であり、現在carcinoma showing thymus-like differentiaton(CASTLE)と呼ばれているものと同一の腫瘍であります。2004年WHO分類の改定で、Pathology and Genetis, Tumours of Endocrine Organsの1診断項目として、始めて取り上げられました。日本人が発見した、日本発の、新しい疾患概念であります。宮内先生は、現在甲状腺領域の外科医として活躍していますが、1973−1976年大阪大学病理学教室で病理学を学び、現在も日本病理学会会員であります。引き続き、病理学的研究や診断に興味を持ち続け、外科医としての臨床の場で、1980年代にこの一群の腫瘍が、通常の未分化癌と異なる予後を示すことに気づき、病理組織学的に異なる特色(胸腺腫との類似性)があることをHE標本の観察より発見しました。HE標本の観察より疾患概念を発見した例として、病理学会会員にその発見の経緯を聞いていただきたいと考えています。なお2005年宮内は甲状腺外科研究会を主催し、このITETと甲状腺扁平上皮癌症例の全国調査を行い、予後の特色だけでなく、病理組織学的特色、CD5などの染色性などについて多数例の結果をまとめたので、病理学会会員にあらためて報告いただきます。




 ◆シンポジウム

1.『ダイナミックな疾患モデル』
 
座長: 樋野 興夫 (順天堂大学医学部 病理学)
村垣 泰光 (和歌山県立医科大学 病理学)
講師: 城石 俊彦 (国立遺伝学研究所)、
石井 直明 (東海大学医学部基礎医学系分子生命科学)
梅澤 明弘 (国立成育医療センター研究所生殖医療研究部)
病気の根幹を追求し、俯瞰的に物事をみる総合の学問であるはずの病理学の現状は、その独自性を保とうとすればするほど科学の先端からは離され、その結果、異分野との対話を意識的に避け、孤立化する傾向を強めてきているのではなかろうかと思われる。違う視点から物事を見る「異分野の人々との交流」が重要ではなかろうか。その観点から、本シンポでは、梅澤 明弘先生(国立成育医療センター研究所)、城石俊彦先生(遺伝研)、石井直明先生(東海大)を講師にお招きした。
本シンポでは、「幅広い守備範囲」をキーワードに掲げた。若い病理学者はいろいろなことをやってもいいはずで、交流の場を作るためにはダイナミックな、魅力ある病理学の環境を作らねばならないと思う。時代に生き、時代を超えて存在するダイナミックな、懐の深い病理学こそ、まさに時代の要請である。
第52回日本病理学会秋期特別総会の世話人である、覚道健一先生の「広々とした病理学」の理念の下、本シンポは医学部学生、高校生にも解放される。まさに、「英断」である。



2.『情報化社会と病理学』
 
座長: 清水道生(埼玉医科大学 病理学)
黒田雅彦(東京医科大学 病理学)
1990年代半ば以降,特にインターネットの普及に伴い,情報化社会という言葉を耳にする機会が多くなってきた.実際,医療面においても病院における電子カルテの導入,ホームページなどにおける医療情報の公開など,急速なテンポで情報化社会が到来しつつあるように思われる.その一方で個人情報保護などの問題も避けては通れないのが現状である.このように大きく変動しつつある情報化社会において,病理学では具体的にはどのような変化が起きつつあり,またどのように対応していくべきであるかを検討してみることはきわめて重要である.本シンポジウムでは,病理学の診断(診療),研究の2つに焦点を絞り,パネリストの先生方に情報化社会との係わりについてその現況と今後の展望を解説していただく.そして,フロアの参加者からもご意見をいただき,活発な討論のもとに今後の病理学の一つの方向性を考える上で意義のあるワークショップとなるように考えている.




 ◆ワークショップ

1.『消化管実地病理診断と癌取扱い規約との狭間』
 
座長: 村田哲也(JA三重厚生連鈴鹿中央総合病院中央検査科)
柳澤昭夫(京都府立医科大学病理部)
癌取扱い規約は胃癌にはじまり多数の臓器でつくられ現在に至っている。本邦では癌の病理診断を行う場合、この規約に基づいて診断される。しかし、個々の症例を実際に病理診断する場合、この規約のどの項目に相当するか診断に迷う場合が少なくない。例えば、胃癌取扱い規約の組織型分類でtub1とtub2、あるいはpor1とpor2など診断に迷う症例はどのように判定するか、あるいは深達度SSとSEはどこからSEと診断するかなどがある。今までこのような現場の疑問に対して、質問する場や回答の場はほとんどなかった。今回は、これらの疑問に対して日頃どのように診断されているのか、消化管病理診断スペシャリストの先生方にQ & Aの形式で回答していただく予定である。
質問に関しては事前に受付、当日それらの中より時間の許す範囲で回答する予定である。
回答者は、次の3名である。
食道 石黒信吾(大阪府立成人病センター病理・細胞診断科)
胃  大倉康男(杏林大学医学部病理)
大腸 味岡洋一(新潟大学大学院医歯学総合研究科分子・病態病理学)
この形式はこの学会では初めての試みであり、多数の方々の質問があって成り立つものである。多くの先生からの質問をお待ちしております。
質問の受付メールアドレスは(sazu1012@wakayama-med.ac.jp)第52回日本病理学会秋期特別総会である。




2.『乳がん診療における診断病理学の役割』
 
座長: 黒住昌史(埼玉県立がんセンター病理科)
市原 周(国立名古屋病院研究検査科)
解説:乳がん診療において診断病理学が果たす役割はますます重要になっている。マンモグラフィによる乳がん検診の導入とともに良性病変、境界病変、早期癌が多数発見されるようになった。これらの乳腺疾患の術前診断は、ほぼ完全に診断病理学に依存している。さらに最近の乳癌治療の縮小傾向を示すふたつの動き―乳房温存術とセンチネルリンパ節検索―を安全・有効に行うためには病理医の協力が不可欠である。さらに最近のザンクトガレンのコンセンサス会議(2005)を見てもわかるように、術後補助療法の方針決定に影響を与える情報の多くは病理学的なものである。今回のセミナーでは、診断と治療において決定的な役割を果たす乳腺病理学のポイントを4人のエキスパートが解説する。




 ◆ランチョンセミナー1,3

画像と病変をテーマに、最近の画像診断の進歩を病理専門医の皆様に勉強いただこうと考え企画いたしました。肺病変と画像や、乳腺と画像は今迄から幾度となく、病理学会や細胞学会でも取り上げられています。冠動脈病変と中枢神経の機能的画像診断の進歩は目覚しいものがあり、我々病理医が病理組織標本を検索するに当たり、臨床医がどこまで知っているか、どのような点の検索を病理に求めているかを知っていただくために今回取り上げました。これら画像診断の進歩を解説いただきます。




 ◆ランチョンセミナー4

座長: 小橋陽一郎(天理よろづ相談所病院 医学研究所病理)
大林千穂(神戸大学医学部附属病院病理部)
肺の非腫瘍性病理の分野では、頻度はそれ程多くは無いものの、診断を悩ますものとして間質性肺炎があります。2002年にATS/ERSのコンセンサスが、また2004年には日本のガイドラインが相次いで出されましたが、診断に苦慮することが少なくありませんし、病理医間での診断の乖離のみられることも少なくありません。臨床側から病理診断の標準化を出来るだけ謀って欲しいとの要望もあり、現在検討中ですが、その責任者でもある福田先生に、間質性肺炎診断時の問題点とともに、標準化に向けての試みについて講演して頂きたいと考えました。一方、肺腫瘍病理の分野でも、1999年に新WHO分類が出され、それを受けた形で2003年に新学会分類が出されていますが、使用するに当っての実務上の問題点も少なくないと思われます。今回は、石川先生に、頻度が高く複雑になった腺癌と新しい疾患単位の加わった神経内分泌腫瘍を中心に、診断時の実務的な観点も踏まえて、新WHO分類の問題点について講演して頂こうと企画しました。お二人の先生を迎えることができ、濃密な一時間になると期待されます。多くの方に参加して頂ければ幸いです。




 ◆市民公開講座

病理医の社会的ニーズ

患者に頼りになる『病理医』として皆様にアピールしたいと企画しました。

  1. 病理専門医がいないような劣悪な病院で癌の治療をしてはいけません!
  2. 残念にして、病理医がいない、レベルの低い病院で癌治療を受けなければならないとしても、病理医にセカンドオピニョン(利害関係のない第3者的専門家による意見、評価、助言)が可能です。どうすればいいでしょうか?市民公開講座にご参加ください、お教えします。
  3. 医療における事故や不幸な結果を減らすため、我々はなにができるでしょうか?

展示コーナー
1.がんをみてみよう

担当:土屋眞一(日本医科大学病理学)
日本医大における癌診療の実践をパネル展示します。
どうぞご覧下さい。

2.病理医の趣味コーナー

今回,病理医の仕事以外のいろいろな面を知っていただき,より親近感を持っていただくために趣味の展示が企画されました。会員の皆様には様々な趣味をお持ちのことと存じ,作品を募集していただける方を広く募集致します。これまでに,コレクションの展示希望が一部寄せられております。写真を中心に会員の方の作品を募集したいと思いますので,作品応募を希望される方は以下に御連絡頂きたいと存じます。写真以外での作品を応募したいとお考えの方も是非一度御連絡下さい。(例;絵画,書道,陶芸作品) 学会としては,おそらく初の試みであるため,応募数,作品の種類などの募集状況をみてから統一のとれたものにしたいと考えております。

担当:筑後孝章,立山義朗 

連絡先 筑後孝章,近畿大学医学部 病理学教室
TEL : 072-366-0221  FAX : 072-360-2028
アドレス : tchikugo@patho.med.kindai.ac.jp(大学)




◆ナイトセッション:22日には「シャンソンの夕べ」23日には「病理医によるコンサート」で飲み物と軽食を準備し、お楽しみ頂きます。24日には、ナイトセッションにて軽く夕食を食べながらお勉強頂きたいと考えています。

ナイトセッション1
病理診断としての細胞診―診断の統合と臨床対応―

過去においては、病理診断=組織診という考え方でありましたが、現在の病理診断には組織診と細胞診があるといっても反論する病理医はほとんどいないであろう思われます。細胞診はスクリーニング検査として発展してまいりましたが、臨床医学全般の広い分野で応用されるようになり、細胞診断のみで手術あるいは種々の治療へのゴーサインが出されるなど、積極的に病理診断の一部として活用されるようになってまいりました。したがって、病理医、殊に診断病理医は、病理診断の一部である細胞診を理解していなければなりませんし、細胞診ができなければ、病院での診断医としての仕事は厳しいものになるといっても過言ではありません。また細胞診は組織診と密接不可分、且つ互いに補完しあう関係にあるといえますので、細胞診の長所あるいは短所を熟知しておくことは、組織診断、延いては病理診断の精度向上の一助となります。
このように細胞診は病理医にとって,避けて通れない病理診断の一つのツールとなっていますので、病理専門医、細胞診断専門医を目指す医師および細胞診断の最大のパートナーである細胞検査士の皆様を対象に、1)スクリーニングと診断 2)細胞診実務と細胞診試験. などをテーマとした『組織診断から見た細胞診断』と題する細胞診講演会を企画いたしました。講師は、婦人科:三上芳喜先生(京都大学)、乳腺:森谷卓也先生(東北大学)、泌尿器:金城満先生(新日鉄八幡記念病院)にお願いしています。細胞診専門医試験に参考となる細胞の見方と対策などの話が聞かれるものと期待するとともに多数の方々のご出席をお待ちしています。


ナイトセッション2
無染色で組織を観察できる新しい顕微鏡
 
座長: 高松 哲郎(京都府立医科大学 細胞分子機能病理学)
大出 孝博(ナノフォトン株式会社)

近年、光学顕微鏡やプローブの発達によってバイオイメージングは著しい進歩を遂げ、生きた細胞内で一分子の挙動までを可視化できるようになり、ライフサイエンスの研究に革命を起こしたと言ってもよい。しかしこれらの技術をヒト生体に応用することを考えると、細胞や動物で使用できるプローブ技術を利用できないという大きな壁を乗り越えなければならない。本シンポジウムでは、非侵襲に、かつ生きたまま無染色で組織形態や微量の分子を検出できるラマンや非線形光学など最新のフォトニクス技術を用いたアプローチについて紹介する。


pagetop

Copy right (c) JSP2006  All Rights Reserved.