バイナリーオプション短期取引の基本と見極め方

バイナリーオプションの30秒取引の魅力は何と言っても短時間で高倍率の結果が出ることです。しかしそれ故の難しさも当然あり、それを理解せず闇雲に取引を繰り返してしまい気づけば多額の資金を溶かしてしまった、なんていうことにもなりかねません。
この記事では読者の皆さんがそのような失敗をしないように、取引で勝率を上げるエントリー方法を解りやすく解説します。

バイナリーオプションの30秒取引の基本知識と狙い目

取引の特徴3点

30秒取引には他の取引とは違ったルールや特徴が存在するので、まずはそれらを把握しましょう。

海外業者のみ

日本国内でのバイナリーオプションには「判定時刻の間隔は2時間以上」「1日の最大判定時刻設定は12回まで」という規制がある為、30秒取引、5分取引、15分取引は海外業者のみで取引が可能となっています。

転売が出来ない

バイナリーオプションの業者によっては持っているオプションの権利を判定時刻前に転売する機能がありますが、ほとんどの場合判定時刻の1~2分前までしか行えません。この機能はエントリー後に負けの兆候を感じた際、転売することで利益を残したり資金の何割かを戻す為にあるのですが、30秒取引では当然ながら対象外となります。

ドローが多い

値動きの兆候的には上昇(下降)傾向でも、30秒の間だけで見ると横ばいのままということも、他の取引と比べて起こりやすくなります。バイナリーオプションではドローは負け判定となるので、ドローになりづらいタイミングでエントリーするよう注意が必要です。

これらの基礎を把握頂いた上で、取引での勝率を上げるエントリー方法に話を移したいと思います。

エントリーは逆張りが基本

エントリーする際のバイナリーオプションの予測の立て方には、【順張り】と【逆張り】の2種類があります。
順張りとは【相場の値動きに合わせて同じ方向にエントリーすること】、逆張りとは【相場の値動きに対しての反発を狙って逆方向にエントリーすること】です。
前述の通り30秒取引では、全体的にはトレンド相場であってもその短期間では値動きせずドロー判定になってしまう可能性が高くなります。そこで順張りの狙い目であるトレンド相場でエントリーするのではなく、後述のレンジ相場での逆張りの方がリスクが少なくなるのです。

レンジ相場が狙い目

バイナリーオプションのレンジ相場とは【トレンドが発生しておらず一定の範囲で値動きが推移し、チャートが小さな波形となっている横ばいの状態】のことで、相場の7割はレンジ相場と言われています。トレンド状態の相場では値動きが一方向に長く続くのでチャートが大きな坂道のようになりますが、レンジ相場の場合は小さな上下動を繰り返す波形となります。このようなレンジ相場では反発のタイミングが見つけやすい為、逆張りをする際はレンジ相場でのエントリーがポイントとなります。
以下にレンジ相場となっているかを確かめる方法を列挙しますので、是非実際にチャートを見ながら確認してみてください。

バイナリーオプションのレンジ相場の見極め方3点

レジスタンスラインとサポートラインを見る

レジスタンスラインとはチャートの高値を結んだ線、つまり「これ以上の値上がりはなさそう」と考える目安の線です。対してサポートラインとは安値を結んで「これ以下はなさそう」という目安の線です。この2本の線を引いた時、チャートが間に収まって波形で値動きしている時はレンジ相場であると言えます。

移動平均線を見る

移動平均線とは一定期間の値動きを平均化した線のことで、相場の流れを読み取る指標となる線です。期間を選ぶことで、短期的な移動平均線、中期的な移動平均線等を見ることができます。これを利用して短期と中期の移動平均線を表示し、2本が同じような角度で上下にクロスし続けている場合はレンジ相場と言えます。短期の設定は5、中期は30程度の設定がオススメです。

複数の時間足を見る

バイナリーオプションで5分足や15分足で見るとレンジ相場の波形に見えても、1時間足や4時間足で見ると緩やかなトレンドが発生している、という場合もあります。一つの時間足だけを見て相場の流れを判断してしまうと、全体の流れを見誤ってしまうことがありますので注意が必要です。

初心者でもわかる鉄板エントリーポイント2点

ラインの反発を狙う

前述したレジスタンスラインかサポートラインに触れる直前に【値動きとは逆に】エントリーをします。レンジ相場の時はチャートはこのラインの中を上下するので、このラインに触れそうになる瞬間反発するように値動きが逆転します。これをピンポイントで狙うのがバイナリーオプションの逆張りの鉄板の手法です。

長いローソク足のひげを狙う

レジスタンスライン付近で上方向、サポートライン付近で下方向に向いた長いローソク足のひげが現れた時は【その方向に向かいたい力を逆方向に行きたい力が押さえ込んでいる状態】です。つまりこの後に反発が起こりやすいということなので、ここで逆張りをすることで高確率で勝つことができます。

30秒取引まとめ

以上が30秒取引で勝率を上げる為の基礎知識とエントリー方法です。ポイントをおさらいしましょう。

取引の特徴

・海外業者のみ
・転売が出来ない
・ドローが多い

エントリー方法

・逆張りが基本
・レンジ相場が狙い目
 →レジスタンスラインとサポートラインを見る
 →移動平均線を見る
 →複数の時間足を見る

鉄板エントリーポイント2点

・ラインの反発を狙う
・長いローソク足のひげを狙う

この他にも攻略法と呼ばれるものはいくつかありますが、この記事では最もわかりやすくシンプルなものを厳選してご用意しました。
30秒取引では冷静さが何よりも大切です。ぜひ今回お伝えした内容を参考にして、失敗しない投資をして頂ければと思います。